扇子・オリジナル扇子の製作、デザイン

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オリジナル扇子製作工程


扇面の豆知識


参考例:9寸11間(9すん11けん)

扇子の各部品には独自の呼び名があります。
ここでは「扇面」「親骨」「中骨」「要」をご紹介いたします。

扇子の各部位名称


扇面(せんめん) デザインを施す場所です。
紙貼り扇子の場合は「紙」、布貼り扇子の場合は「布」になります。
親骨(おやぼね) 扇子の両端にある骨をいいます。
厚くて丈夫な部分になります。
中骨(なかぼね) 親骨に挟まれた骨をいいます。
薄くてしなやかな部分になります。
要(かなめ) 親骨と中骨を一点で留める部分です。

何故、9寸11間(9すん11けん)と呼ぶのか?

扇子の長さは伝統的な単位「寸」で表します。
1寸は「約3cm」なので、扇子を閉じた長さが「約27cm」のときは「9寸」と表します。
骨の本数は「間(けん)」という単位で表します。
骨の数(親骨と中骨の合計)が「11本」の場合は「11間(けん)」と表します。

これらを足し合わせて「9寸11間(9すん11けん)」という名称になります。

上質竹・並質竹とは

弊社の扇子の骨に使用される竹の品質は、竹の皮の部分を使用した「上質竹」と竹の身の部分を使用した「並質竹」に分かれます。上質竹は硬くコシやツヤがありますが、希少部位の為高級品となります。並質竹は柔らかくツヤがありませんが、1本の竹から採取できる量が多い為、部材費用が安くコストを抑える事が出来ます。それぞれ対応している商品が異なりますので、詳しくは各商品の詳細をご確認下さい。

上質竹
強度がある為、薄く研磨されていてツヤがある。比較的骨数の多い扇子に使用される事が多い。
並質竹
柔らかい為、骨一本当たりの厚みがある。比較的骨数の少ない扇子に使用される事が多い。


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